「テレビやニュースで話題のボジョレーヌーボー。そんなボジョレーヌーボーが気になる!」
でも実際、どれが美味しいか、どう選んだらいいか、ボジョレーヌーボーに関する情報が多くてわからないという悩みはありませんか?
この記事はそう考えているあなたにおすすめです。
正しい選び方をすれば飲む人に合ったボジョレーヌーボーに出会うことができ、ワイン選びが楽しくなること間違いなしです。
今回はおすすめのボジョレーヌーボーやその選び方、さらに美味しくなるためのコツを紹介します。
美味しいボジョレーヌーボーに興味がある人におすすめです!
一緒に美味しいワインを選んでいきましょう!
【基礎知識】ボジョレーヌーボーを知る
そもそも、ボジョレーヌーボーとは?

ボジョレーヌーボーと名乗れるワインは限られています。
ボジョレーヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区でその年に生産されたガメイ種と言うブドウを使用して製造されたワインを指します。
ちなみにヌーボーという意味には「新しい」という意味があります。
また、ボジョレーヌーボーには赤ワインのものとロゼワインのものしかなく、白ワインのボジョレーヌーボーは存在しません。
ボジョレーヌーボーってどんな特徴があるワインなの?

上で述べたようにボジョレーヌーボーで使用されるブドウはガメイ種という黒ぶどうに限られています。
ガメイ種は落ち着いた渋みと力強い酸味が特徴のフルーティなブドウです。
また、ボジョレーヌーボーを製造する際にはマセラシオンカルボニックという製法を用いて製造されます。
一般的なワインを造る際にはぶどうを吊るして発酵させますが、この製法ではぶどうをそのまま発酵タンクに入れて自然発酵させるのです。
こうすることによって、普通の発酵では得られないボジョレーヌーボー特有の落ち着いた酸味とフルーティーな香りが生まれます。
さらに、こうしたボジョレーヌーボーの中でもその質の高さから4種類に分けることができます。
ワインづくりが盛んなフランスでは AOC 法と言うワインの品質を守るための法律があります。
この法律でボジョレーヌーボーは上から クリュ・デュ・ボジョレー、ボジョレー・ヴィラージュ、ボジョレー・シュペリュール、ボジョレーの四つに格付けされます。
どうしてこんなに話題なの?

ボジョレーヌーボーが毎年話題になる理由はある一定期間からのみしか流通しないからです。
元々ボジョレーヌーボーはフランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区のぶどうの収穫を祝うためのワインとして作られていました。
そのため、収穫したばかりのブドウを使うので、新鮮な若いワインを飲めるということでその評判はたちまち広がりボジョレー地区だけでなく他の地域でも飲まれるようになりました。
しかし、あまりに人気が出過ぎてあまり質の悪いボジョレーヌーボーも流通するようになりました。
「多少質は低くてもいいから他のワイナリーより先にボジョレーヌーボーを作ることによってたくさん売ろう」と考える業者が増えたのです。
それに危機感を感じたフランス政府は1960年代にボジョレーヌーボーの解禁日を制定しました。
このように解禁日があるのでより一層特別感が増し、毎年話題になるのです。
ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年11月の第3週の木曜日です。
ちなみに、2019年の解禁日は11月21日です。
ボジョレーヌーボーが気になる人は忘れずにチェックをしてください。
2019年のボジョレーヌーボーの評判とキャッチコピーは?

毎年、ボジョレーヌーボーはその年のボジョレーヌーボーにキャッチコピーがつけられます。
このキャッチコピーは解禁と同時に発表されます。
2018年は「理想的な条件の元、素晴らしいヴィンテージへの期待高まる」というキャッチコピーが付けられ、この年のボジョレーヌーボーは非常に出来が良いワインとして評価されています。
今年のボジョレーヌーボーはボジョレワイン委員会によると「 しっかりとして味わい深く、同時になめらかで複雑 」だと言われています。
解禁日が待ち遠しいですね。
失敗しない正しいボジョレーヌーボーの選び方
ワイナリー(生産者)で選ぶ

ワイナリーはワインの生産する会社の事で、ワイナリーによってワインの特徴は異なります。
なので、ワイナリーを知ることでワインを選びやすくなります。
今回の記事では、おすすめのワインと一緒にワイナリーを紹介します。
ぜひ確認してみてください。
好きな料理で選ぶ
飲む人の好みに合わせるには好きな料理から考えるのがおすすめです。
ワインの世界では料理との相性が非常に重要視されているからです。
そこで、飲む人の好きな料理から逆算してワインを選ぶ方法が有効です。
肉料理が好きな人は赤ワインがおすすめです。
また、赤ワインは「ボディ」と呼ばれるその味や香り、色、渋みの複雑さから3つに分けられそれぞれで相性の良い料理が変わってきます。
「フルボディ」は、その名の通り、味や香り、色、渋みが濃く、主張の強い赤ワインで、ステーキなどのがっつり系の肉料理によく合います。
「ライトボディ」の赤ワインは「フルボディ」とは逆の性質を持ちで、白身の肉を使った料理やサラダとの相性が良いです。
「ミディアムボディ」の赤ワインは「フルボディ」と「ライトボディ」の中間でバランスの取れたワインで、焼き鳥やすきやきなど肉料理全般と相性が良いです。
【贈り物で買いたい人は必読】生産国と値段に注意する

プレゼント用のワインを選ぶときに気を付けなければならない事が2つあります。
それは「生産国」と「値段」です。
まず、生産国は大きく分けて旧世界と新世界に分けられ、それぞれプレゼントに適した場面が異なります。
旧世界はフランスやイタリア、ドイツなどのヨーロッパ地域で、古くからワイン栽培を行ってきた生産国を指します。
旧世界ワインはその歴史の深さから王道ととらえられ、フォーマルな場での贈り物に適しています。
一方で、新世界ワインは比較的最近ワイン栽培を始めたチリ、アメリカ、日本などが該当します。
新世界ワインは旧世界のものとは対照的にカジュアルな印象を持たれるため、お世話になった人のちょっとしたお礼や友達への誕生日プレゼントに適しています。
次に値段です。
結論から言うとプレゼント用ワインは少なくとも2,000~3,000円以上のワインが良いでしょう。
niftyがおこなったアンケートによると、過半数を超える普段ワインを飲む人が1本あたりに2,000円以下かけていることが分かったからです。
なので、2,000~3,000円を超えるワインは「いつもより贅沢なワイン」という印象を与え、喜ばれること間違いなしです。
おすすめのボジョレーヌーボー6選
ボジョレーヌーボー入門者におすすめの定番ワイン
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2019
ボジョレーヌーボー入門者にはこのボジョレーヌーボーがおすすめです。
このワインはボジョレーヌーボーの中でも定番と言われ、数々のボジョレーヌーボーコンクールでナンバーワンの実績を持っています。
味わいはフレッシュでフルーティーで、またブーケをイメージして作られたラベルのデザインも可愛いですよね。
また、このワインを製造するジョルジュデュブッフは「ボジョレーの帝王」と呼ばれています。
このデュブッフ社では、丁寧な手摘みにこだわり製造しています。
また、このワイナリーは優秀なブドウ農家とつながりを多く持っており、その1つ1つの農家で栽培されているブドウの特徴を把握しています。
それがこのワイナリーのワインの美味しさにつながっているのです。
ボジョレーヌーボー入門者におすすめ
ワイナリー | ジョルジュ デュブッフ ヌーヴォー |
値段(2019年10月30日現在) | 2,158円(税込) |
ボジョレーヌーボーをプレゼントしたい人におすすめの受賞ワイン
アンリ・フェッシ・ボジョレー・ヌーボー 2019
ボジョレーヌーボーをプレゼントしたい人にはこのワインがおすすめです。
このボジョレーヌーボーのおすすめなポイントはその受賞歴に裏付けられた品質の高さです。
このワインを製造するアンリ・フェッシは1888年の創業以来、伝統的な醸造方法で上質なワインを造り続けてきました。
そのため、ワインの品質が非常に高く、ロフィー・リヨンと呼ばれるフランス最大のボジョレーヌーヴォーとボジョレーヴィラージュヌーヴォーのワインコンクールで2015年から3年連続で金賞を受賞しています。
また、このワイナリーで造られるワインはその品質の高さから、高級レストランやホテルでも採用されています。
味わいは爽やかで、優しい口当たりとベリー類の豊かなフルーティさが特徴的です。
ボジョレーヌーボーをプレゼントしたい人におすすめ
ワイナリー | アンリフェッシ |
値段(2019年10月30日現在) | 2,050円(税込) |
料理とボジョレーヌーボーを合わせたい人におすすめ
ラブレ・ロワ ボージョレ・ヌーボー リッチ・プレス 2019
料理と一緒に合わせるボジョレーヌーボーを探している人にはこちらのワインがおすすめです。
このワインはブドウの果汁は果汁でも製造過程で15%しか取れないプレス果汁を使用した味わいの深いワインです。
そのため、ボジョレーヌーボーの中でも群を抜いて濃厚な味わいが楽しめます。
このように濃厚なワインは肉料理や味の濃いソースを使った味の濃い料理との相性が抜群です。
料理とボジョレーヌーボーを合わせたい人におすすめ
ワイナリー | ロブレ・ロワ |
値段(2019年10月30日現在) | 2,355円(税込) |
お祝い事におすすめのボジョレーヌーボー
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2019
クリスマスや誕生日、記念日などのお祝い事にボジョレーヌーボーを開けたい方にはこのワインがおすすめです。
このワインは先ほど上で紹介した「ボジョレーの帝王」デュブッフ社が製造するワインです。
その中でも、このヴィラージュは厳しい審査を突破した上質なワインです。
このワイナリーの長年の技術でより味わい深いワインになっています。
そのため、高級感がより一層感じられます。
また、黒と金のボトルデザインも高級感を引き立てます。
お祝い事にボジョレーヌーボーを楽しみたい人におすすめ
ワイナリー | ジョルジュ・デュブッフ・ヌーヴォー |
値段(2019年10月30日現在) | 2,783円(税込) |
女性におすすめのボジョレーヌーボーのロゼワイン
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ロゼ ヌーヴォー 2019
女性におすすめのボジョレーヌーボーならこれがおすすめです。
このワインはフルーティな味わいや香りで飲みやすいロゼワインです。
また、ロゼワインという事もあり色合いが非常に美しく、女性からの支持も高いです。
ラベルに書かれているのは花々はひなげし、バラ、ダリアなどどれも「感謝」という花言葉を持っています。
そのため、飲まずともボトルをテーブルの上に置いておくだけで華やかになる事間違いなしです。
女性におすすめのボジョレーヌーボーに勧めたい一本
ワイナリー | ジョルジュ・デュブッフ・ヌーヴォー |
値段(2019年10月30日現在) | 2,294円(税込) |
ミシュランレストランが手がけるボジョレーヌーボーに興味があるかたにおすすめ
タイユヴァン・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ
ミシュランレストランが手がけるボジョレーヌーボーに興味がある人にはこのワインがおすすめです。
このワインはミシュランの格付けで星をもらっている有名レストラン「タイユヴァン」が手がけたボジョレーです。
このワインは、古樹から造られるブドウを使用しておりフレッシュでコクの深い上品な味わいが特徴です。
また、レストランが手がけているだけあってか、料理との相性も抜群です。
特に、チーズやポークソテーとはよく合います。
ミシュランレストランが手がけるボジョレーヌーボーに興味があるかたにおすすめ
ワイナリー | タイユヴァン |
値段(2019年10月30日現在) | 3,550円(税込) |
さらにボジョレーヌーボーを楽しむためのコツ
ワインを最高の状態に!温度管理をする
ワインにとって温度は命です。
なぜなら、ワインの種類によってそのワインのポテンシャルを最大限に引き出せる温度が変わるからです。
今回の記事で紹介しているボジョレーヌーボーに最適な温度は10~12℃です。
冷やし方は飲む前に氷と水をたっぷりボトルの肩までどっぷりと浸かる伝統的なワインクーラーで冷やすのがおすすめですが、下のような便利なワインクーラーもあります。
価格(2019年10月30日現在) | 2,007円(税込) |
使用する前に冷凍庫で冷やすだけで1時間から2時間ワインを冷やすことができます。
また、デザインもおしゃれなので食卓に並べるだけでその食卓が一気に華やかになりますね。
賞味期限に注意!なるべく早く飲む
長い間熟成させて楽しむ一般のワインと違って、ボジョレーヌーボーはその年に取れたぶどうを使用したフレッシュなワインを楽しみます。
そのため11月の第3木曜日の解禁日から、年内に飲むことをお勧めします。
旨みを最大限引き出す!ワイングラス選び
ワイン好きの人はワイングラスにもこだわります。
グラス次第でそのワインのおいしさを何倍にも引き出すことができるからです。
ボジョレーヌーボーは白ワイン用のグラス、モンティッシュタイプがおすすめです。
ikea HEDERLIG ヘーデルリグ
下の記事ではおすすめのワイングラスをご紹介しています是非チェックしてみてください。
まとめ
今回はボジョレーヌーボーの基礎知識、正しい選び方、おすすめのボジョレーヌーボー、そしてさらに美味しくするためのコツを紹介しました。
この記事が飲む人に合わせたボジョレーヌーボーを探している人の役に立てば光栄です。