ワインといえばやっぱりフランス!中でもブルゴーニュ地方と双璧をなすボルドー地方のワインを飲んでみたい!
でも実際、どれが美味しいか、どう選んだらいいか、ボルドー地方のワインに関する情報が多くてわからないという悩みはありませんか?
この記事はそう考えているあなたにおすすめです。
正しい選び方をすれば飲む人に合ったボルドー地方のワインに出会うことができ、長い歴史を持った王道ワインを楽しむことができます。
今回はおすすめのボルドー地方のワインやその選び方、さらに美味しくなるためのコツを紹介します。
美味しいボルドー地方のワインに興味がある人におすすめです!
一緒に美味しいワインを選んでいきましょう!
贈り物用やちょっとした贅沢用のワインを探している方はこちらから
目次
外さない!飲む人に合わせたボルドーワインの正しい選び方
ブドウの品種で選ぶ
ワインの原料であるブドウは品種によって味や香りなどにそれぞれ特徴があり、そうした特徴はワインにも反映されます。
ボルドー地方のワインは複数の種類のブドウを混ぜて使用して、ワインを製造します。
そのため、使うブドウの品種やブドウの比率によって特徴は変わってきます。
なので、ブドウの特徴を知り、どのブドウが使われているかを知ることでワインの特徴を知ることがで、自分に合ったワインを選びやすくなります。
今回は赤ワインで使用される黒ブドウからカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、白ワインで使用される白ブドウからセミヨンを紹介します。
カベルネ・ソーヴィニョン
ワインの王様と呼ばれるこのブドウの品種は、ルーベリーのような香りとタンニン(渋みのもと)と酸味が強く、コクのある品種です。
このブドウから作られるワインは赤身の肉とよく合います。
メルロー
メルローは世界中で使われている品種ですが、国際コンクールでメルローを使ったワイン、シャトー・メルシャンが金賞を受賞したからさらに注目が集まっています。
メルローを使ったワインはプラムやブラックチェリーのような香りや渋みや酸味が穏やかという特徴があります。
なので、このブドウから作られるワインは比較的飲みやすく女性におすすめです。
また、メルローを使ったワインは煮込んだ肉料理との相性が抜群です。
カベルネ・フラン
カルベネフランは上でも紹介したカルベネソーヴィニヨンの原種となるブドウで、ブレンドワインが主流のボルドー地方ではカルベネソーヴィニヨンの次にカルベネフランがブレンドに使われています。
カルベネフランから造られるワインのはカルベネソーヴィニヨンに比べて軽い印象を受けます。
セミヨン
このブドウはフランスのボルドー地方が原産といわれており、樹が強いため生産性が高い品種で気候条件にあまり影響されず安定した収穫ができます。
このブドウから作られるワインは濃厚な味わいが特徴です。
また、このブドウに貴腐菌が付着するとあの有名な極甘口ワイン、貴腐ワインになります。
好きな料理のタイプで選ぶ
飲む人の好みに合わせるには好きな料理から考えるのがおすすめです。
ワインの世界では料理との相性が非常に重要視されているからです。
そこで、飲む人の好きな料理から逆算してワインを選ぶ方法が有効です。
肉料理が好きな人は赤ワインがおすすめです。
また、赤ワインは「ボディ」と呼ばれるその味や香り、色、渋みの複雑さから3つに分けられそれぞれで相性の良い料理が変わってきます。
「フルボディ」は、その名の通り、味や香り、色、渋みが濃く、主張の強い赤ワインで、ステーキなどのがっつり系の肉料理によく合います。
「ライトボディ」の赤ワインは「フルボディ」とは逆の性質を持ちで、白身の肉を使った料理やサラダとの相性が良いです。
「ミディアムボディ」の赤ワインは「フルボディ」と「ライトボディ」の中間でバランスの取れたワインで、焼き鳥やすきやきなど肉料理全般と相性が良いです。
魚料理や鶏肉などあっさりした料理が好きな人には白ワインがおすすめです。
中でも白ワインは辛口の白ワインはシーフードだけでなく、和食ともよく合います。
また、スパークリングワインはどのような料理とも合わせやすいのが特徴です。
さらに今回の記事では貴腐ワインというデザートワインを紹介しています。
こちらのワインは文字通りデザート感覚で楽しめるワインで、単体でも楽しめますが食後のデザートと一緒に合わせるのもオススメです。
産地で選ぶ
場所によって気候条件や土壌が異なるため、ブドウの特徴が変化します。
そしてブドウの特徴が変化する事で、ワインの特徴も変化します。
なのでその産地について知る事でその地域で作られるブドウ・ワインの特徴を知る事ができ、自分に合ったワイン選びができるようになります。
今回の記事ではボルドー地方の中でもメドック、グラーヴ、 ソーテルヌを紹介します。
メドック
メドックはボルドー地方でも有名なシャトーが多い地域として知られています。
この地区では特にカルベネソーヴィニヨンやメルローといったブドウの品種が栽培されています。
著名なシャトーも多いメドック地区では、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローといったブドウ品種を使った赤ワインが作られています。長期熟成も可能な高品質の高級ワインも豊富。ボルドーの王道ともいえる味わいなので、ワイン初心者からワイン愛好家まで楽しめる地区と言えるでしょう。
グラーヴ
グラーヴ地区では、赤ワインも辛口の白ワインも作られています。味わいは、メドック地区のものに比べると比較的フルーティーで飲みやすいのが特徴。ヴィンテージの若いワインでも美味しくいただける地区になっています。
ソーテルヌ
「ソーテルヌ」「バルザック」は、グラーヴ地区のさらに南のガロンヌ川沿いに広がる産地。秋ごろに霧が広がる特徴的な気候を持ち、このおかげでブドウに「貴腐菌」が付着しやすい地域です。ブドウが貴腐化すると糖分が凝縮されるので、非常に甘いワインを生み出せるようになります。
【さらにこだわりたい人へ】当たり年で選ぶ
こだわって選びたい人は当たり年を考える事をおすすめします。
ブドウはその土地の気候や土壌に質を左右されます。
気候は毎年変化するため、年によってブドウの質が変わってきます。
その中でもブドウ・ワインのできがいい年を「当たり年」と言います。
こだわりたい人は当たり年まで考えると良いでしょう。
今回の記事で紹介するボルドー地方の最近の当たり年は2009年、2010年、2015年です。
是非チェックしてみてくださいね。
贈り物で贈りたい人必見!プレゼント用ワインの2つの注意点
プレゼント用のワインを選ぶときに気を付けなければならない事が2つあります。
それは「生産国」と「値段」です。
まず、生産国は大きく分けて旧世界と新世界に分けられ、それぞれプレゼントに適した場面が異なります。
旧世界はフランスやイタリア、ドイツなどのヨーロッパ地域で、古くからワイン栽培を行ってきた生産国を指します。
旧世界ワインはその歴史の深さから王道ととらえられ、フォーマルな場での贈り物に適しています。
一方で新世界ワインは比較的最近ワイン栽培を始めたチリ、アメリカ、日本などが該当します。
一方で新世界ワインは旧世界のものとは対照的にカジュアルな印象を持たれるため、お世話になった人のちょっとしたお礼や友達への誕生日プレゼントに適しています。
ボルドー地方のあるフランスのワインはフォーマルな場のプレゼントにおすすめ
次に値段です。
結論から言うとプレゼント用ワインは少なくとも2,000~3,000円以上のワインが良いでしょう。
niftyがおこなったアンケートによると、過半数を超える普段ワインを飲む人が1本あたりに2,000円以下かけていることが分かったからです。
なので、2,000~3,000円を超えるワインは「いつもより贅沢なワイン」という印象を与え、喜ばれること間違いなしです。
コスパ最高!安くて美味しいデイリーワインにおすすめのボルドーワイン3選
初めてワインを飲むからワインが好きでボルドー地方の赤ワインにも挑戦してみたいという人におすすめ
ル・オー・メドック・ド・ジスクール
このワインはボルドー産のこれぞ王道という特徴を持った赤ワインで、初めてワインを飲む人からワイン好きの方まで楽しめる一本です。
このワインは、ベリー類のようなフルーティーな香りカルベネソーヴィニヨンとメルローを半分ずつ使用しているためしっかりとした渋みと凝縮感がバランスの良い仕上がりになっています。
初めてワインを飲むからワインが好きでボルドーワインにも挑戦してみたいという人におすすめ
ブドウの品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン 50%・メルロー 50% |
産地 | メドック地区・オーメドック村 |
値段(2019年10月27日現在) | 2,580円(税込) |
コストパフォーマンスの良いボルドーの赤ワインを探している人におすすめ
シャトー・ラ・トゥール・サン・ボネ
このワインは世界的なワイン評論家パーカー氏が長年溺愛し続けているワインです。
そうした世界的なワイン評論家から愛されてるにも関わらず値段もそこまで高くなく非常にコスパの良いワインだと言えます。
こちらは3種類のブドウの品種をブレンドし、力強い趣味と凝縮された果実感が特徴的なフルボディワインです。
コストパフォーマンスの良いボルドーの赤ワインを探している人におすすめ
ブドウの品種 | カベルネソーヴィニヨン45%、 メルロー45%、 カベルネフラン5%、プティヴェルド5% |
産地 | メドック地区・オーメドック村 |
値段(2019年10月27日現在) | 2,409円(税込) |
ボルドー地区の白ワイン初心者やデイリーワインを探している人におすすめ
シャトー・マルジョス ブラン
このシャトー(生産者)の所有者ピエール・リュルトン氏がこの人がある複雑な土地の土壌に掘り込みワイン作りをしており、このワインはその土地で作られたワインの一本です。
このワインはトロピカルフルーツや花の香り、さらにすっきりとしたフルーティーさと酸味がちょうどよくバランス取れているのが特徴です。
また、シーフードやクリームを使った料理との相性も抜群です。
このワインは非常にお手頃な値段なので、ボルドー地区の白ワインに初めて挑戦するという初心者の方やデイリーワインを探している方にオススメです。
ボルドー地区の白ワイン初心者やデイリーワインを探している人におすすめ
ブドウの品種 | ソーヴィニヨンブラン・セミヨン・ミュスカデル |
産地 | アントル・ドゥ・メール |
値段(2019年10月27日現在) | 2,520円(税込) |
贈り物や自分へのご褒美におすすめのボルドーワイン2選
大切な人との食事や大切な人へのプレゼントにオススメ
ル・マルキ・ド・カロン・セギュール
このワインの特徴はなんといってもハートのラベルです。
またこのワインは格付けシャトー、シャトーカロンセギュールで作られているためその質も高く、しっかりとした渋みと凝縮した果実感が楽しめます。
大切な人との食事や大切な人へのプレゼントにこのかわいいラベルのワインをあげてみてはいかがでしょうか。
大切な人との食事や大切な人へのプレゼントにオススメ
ブドウの品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、 メルロー、カベルネ・フラン |
産地 | ボルドー地区・サンテステフ |
値段(2019年10月27日現在) | 5,000円(税込) |
外せない特別なプレゼントをしたい人におすすめ
シャトー・リューセック
特別な時の贈り物にこのワインはいかがでしょうか。
このワインは貴腐ワインというワインの中でも特別甘いワインです。
特にこのワインは貴腐ワイン内の格付けの中で第一級という高い格付けをされたワイナリーが生産する一本で、長年高い評価を受けています。
このワインはトロピカルフルーツや花のような香りとはちみつのような上品な甘さが特徴です。
また、このワインは ドライフルーツやチョコレートのようなスイーツからブルーチーズのようなおつまみとの相性が抜群です。
外せない特別なプレゼントをしたい人におすすめ
ブドウの品種 | セミヨン・ソーヴィニヨンブラン・ミュスカデル |
産地 | ボルドー地方・ソーテルヌ |
値段(2019年10月27日現在) | 11,198円(税込) |
さらにボルドーワインを美味しく飲むためのコツ
ワインの旨みを引き出す!ワイングラス
ワイン好きの人はワイングラスにもこだわります。
グラス次第でそのワインのおいしさを何倍にも引き出すことができるからです。
特に濃厚な赤ワインにはボルドータイプのワイングラスがおすすめです。
無印良品 クリスタルグラス ボルドー
値段 | 1,390円(税込) |
下の記事ではおすすめのワイングラスをご紹介しています是非チェックしてみてください。
ワインを最適な状態で飲む!ワインクーラー
ワインにとって温度は命です。
なぜならワインの種類によってそのワインのポテンシャルを最大限に引き出せる温度が変わるからです。
飲む前に氷と水をたっぷりボトルの肩までどっぷりと浸かる伝統的なワインクーラーで冷やすのがおすすめですが、下のような便利なワインクーラーもあります。
使用する前に冷凍庫で冷やすだけで1時間から2時間ワインを冷やすことができます。
また、デザインもおしゃれなので食卓に並べるだけでその食卓が一気に華やかになりますね。
値段(2019年10月23日現在) | 2,047円(税込) |
まとめ
今回は飲む人に合わせたボルドー地方のワインの正しい選び方、おすすめのボルドー地方のワイン、そしてさらに美味しく飲むためのコツを紹介しました。
この記事が飲む人に合わせた美味しいボルドーワインを探している方のお役に立てば光栄です。
あなたのワインライフが豊かになることを願っています。