ワインと言えばやっぱイタリア産!イタリアのワインに興味がある!
この記事を読んでいる人はそんな話を聞いて興味を持ったのではないでしょうか。
でも実際、どれが美味しいか、どう選んだらいいか、ワインに関する知識が多くてわからないという悩みはありませんか?
この記事はそう考えているあなたにおすすめです。
正しい選び方をすれば飲む人に合ったイタリアワインに出会うことができます。
今回はそんなイタリアワインのおすすめや選び方、さらに豆知識を紹介します。
イタリアワインに興味がある人におすすめです!
一緒に美味しいワインを選んでいきましょう!
イタリアワインが美味しい4つの秘密

イタリアワインといえば非常に質が高く美味しい印象を持っている人は多いと思います。
そのイタリアワインの美味しさには4つの秘密があるのです。
気候

まず一つ目の秘密は気候です。
イタリアの大部分の地域は地中海気候という気候で、夏は日照時間が長く乾燥していて、冬は適度に雨が降るという気候です。
こうしたイタリアの気候はぶどう栽培によく適しています。
また山岳地帯でもぶどうの栽培は行われており、この地域では気温は低いですが、斜面でブドウを栽培しているため日差しがよく照り付け糖度の高いブドウになります。
そのためミネラルが豊富ですっきりとしたワインができます。
格付け

2つ目の秘密は良質なイタリアワインを保護することを目的とした法律です。
この法律では明確に ワイン の格付けがされており、そのランクごとにワインの品質が分かります。
この法律は DOC法(原産地呼称管理法)と呼ばれ4つのランクに分かれています。
上からDOCG、DOC、IGT、VdTと決められています。
また、2009年からは改訂により格付けは3つになりました。
DOCGとDOCが 統合されDOP、IGTがIGP、VdTがVINOになりました。
DOP | DOCG | イタリア政府から最高品質と認められたワイン。ワインの製法や産地厳しく管理されている。 |
DOC | ワインに使われるブドウの品種や作り方が一定の基準を超えているワイン | |
IGP | IGT | 特定の地域のぶどうをそのワインのうち85%以上使っている地酒のことを指しラベルに生産地と品種を書くことができる |
VINO | VdP | 生産地の表示がないワイン |
ここで注意しなければいけない点は二つあります。
1つ目はイタリア国内でこの2種類の格付けがラベルに両方明記されているため、両方の格付けを知らなければならないことです。
2つ目は格付けが高いからと言って、あなたにとって飲みやすい、美味しいとは限らない点です。
美味しいワインや飲みやすいワインは人によって異なります。
イタリアのすべての州で栽培

イタリアの気候は地中海性気候で、国土のほとんどがワイン作りに適しているためイタリアにある20州全てねワインづくりが行われています。
イタリアでは他の国でも作られている国際品種の他に土着品種というその土地独自のブドウの品種が多く、それぞれの土地に根付いた個性豊かなワインが作られています。
独自の栽培方法

最後の美味しさの秘密は独自の栽培方法です。
イタリアでは陰干しと呼ばれる栽培方法が対応されている地域が多くあります。
この栽培方法は陰干ししたブドウからワインを作るというものです。
陰干しをすることによって糖度が高くなります。
こうした栽培方法で収穫されたワインは質の高い甘口ワインとなり、特別なゲストを迎え入れる時などに使用されます。
外さない!飲む人に合わせたイタリアワインの選び方
ブドウの品種で選ぶ
ワインの原料であるブドウは品種によって味や香りなどにそれぞれ特徴があり、そうした特徴はワインにも反映されます。
なので、ブドウの特徴を知るとワインの特徴を知ることがで、自分に合ったワインを選びやすくなります。
今回の記事では赤ワイン、白ワインともに3品種ずつ紹介しています。
サンジョベーゼ

このブドウはイタリアで最も使われている黒ぶどうです。
このブドウから造られるワインは香りがそこまで強くなく、しっかりとした酸や力強いタンニンが特徴です。
また熟成させることにより酸が落ち着きフルーティな香りが花開きます。
このブドウから造られるワインは普段使いに適したデイリーワインから高級ワインまで幅広いです。
イタリアらしい赤ワインを飲みたい人におすすめ
ネッビオーロ

このぶどうは主に北部のピエモンテ州で栽培されています。
このぶどうの特徴は何と言ってもその力強い渋みと酸です。
この力強い渋みと酸を出すのに長期の熟成が必要ですが、一度長期熟成させると深い味わいが楽しめます。
また香りはベリー類の華やかな香りがします。
このブドウは主に単一品種ワインで作られます 。
深い味わいの赤ワインを楽しみたい人にお勧め
アリアニコ

このぶどうは主にイタリア南部で栽培されます。
このブドウから造られるワインの特徴はネッビオーロと同様にパワフルなタンニンと酸です。
また、このワインはほのかにチョコレートの香りもし非常にフルーティな味わいのワインです。
長期熟成を立てるとタンニン由来の渋みを抑えることができ非常に落ち着いた渋みのワインを楽しむことができます。
このブドウから造られるワインはどちらかといえば飲み慣れてきた人向けです。
ワインに飲み慣れてきた人やフルーティーだが深い味わいのワインを楽しみたい人におすすめ
トッビアーノ

このぶどうはイタリア全土で栽培されています。
このブドウから造られるワインの特徴としては 柑橘系のすっきりとした香り、ピリッとした酸、ホロ苦く感じる渋みがあります。
またこのブドウから作られるワインは甘味ほとんどなく、レモネードのようにすっきりとした味わいのワインです。
このブドウから造られるワインはどちらかと言うと普段家で飲むデイリーワインとして製造されています。
イタリアらしい白ワインを飲みたい方や白ワインのデイリーワインを探している方におすすめ
シャルドネ

シャルドネは白ワインに使われるブドウで最も有名な品種です。
このブドウから作られるワインはフルーツの香りや果実味が豊かです。
中でもフランスのボルドー地方のシャブリ地区で作られる白ワインは「シャブリ」と呼ばれファンが非常に多いです。
このワインに合わせるならあっさりしている鶏肉料理やシーフード料理がおすすめです。
また、日本食との相性もよくお寿司とよく合います。
シーフードなどのあっさりとした料理、特にお寿司と合わせたい人におすすめ!
リースリング

このブドウから辛口から甘口まであらゆるタイプの白ワインやスパークリングワインが作られます。
鋭い酸味とフレッシュな果実感、芳醇な味わい、さらに熟成後ははちみつのような香りを漂わせるのが特徴です。
このブドウを使用したワインは和食、特にお寿司や照り焼きソースがかかった肉料理などとよく合います。
和食に合わせる白ワインが飲みたい人、気になる人におすすめ!
産地で選ぶ
場所によって気候条件や土壌が異なるため、ブドウの特徴が変化します。
そしてブドウの特徴が変化する事で、ワインの特徴も変化します。
なのでその産地について知る事でその地域で作られるブドウ・ワインの特徴を知る事ができ、自分に合ったワイン選びができるようになります。
今回はイタリアのワインの2大生産地を紹介します。
トスカ―ノ州
この地方はイタリアのワインの2大産地の1つで、主に赤ワインを製造しています。
この地方の赤ワインは渋みを抑えてあるので、ワイン初心者の方にもオススメです。
中でもトスカーナ地方原産のサンジョベーゼを使ったキャンティと呼ばれるワインは日本でも非常に人気が高いです。
またこの地方で造られるワインは非常に肉料理との相性が良いのも特徴です。
初心者の方や肉料理と合わせたい方におすすめ
ピエモンテ州
この地方はトスカーナ地方と双璧を成すイタリアのワインの二大産地の一つです。
この州はあのオリンピックが行われたトリノを州都として持ち、 イタリアの20州の中でDOCワインが一番多い地域になっています。
この地方原産のネッビオーロから作られる「ワインの王様」と呼ばれる「バローロ」は非常に国内外問わず有名です。
バローロワインは下の詳しいワインの説明していますが、お近くのサイゼリアでも実は楽しむことができるワインです。
品質の高いイタリアワインを楽しみたい方におすすめ
ワイナリーで選ぶ

ワイナリーはワインの生産する会社の事で、ワイナリーによってワインの特徴は異なります。
なので、ワイナリーを知ることでワインを選びやすくなります。
詳しい説明は下のワイン紹介でその都度説明していきます。
【よりこだわりたい人向けの選び方1】料理との相性を考える

「好きな料理」のタイプで選ぶことは非常に重要です。
ワインの世界では料理との相性が非常に重要視されているからです。
そこで、贈る人の好きな料理から逆算してワインを選ぶ方法が有効です。
イタリアワインのマリアージュは何と言ってもイタリア料理がいいでしょう。
そのイタリア料理の中でも2つの点に気をつければ理想的なマリアージュを実現できます。
1つ目はオリーブオイルを使っていることです。
イタリアワインを飲む時に合わせる料理オリーブオイルを使っているだけでぐっとイタリアワインとのマリアージュが楽しめます。
2つ目はイタリアの地ワインと郷土料理を合わせることです。
イタリアでは各地方でワイン作りが盛んに行われています。
そのため各地方ごとに特徴があり、多様なワイン造りが発展してきました。
それに伴ってマリアージュも地方によって多様になりました。
なのでそのワインが作られた土地の郷土料理と合わせるとよりイタリアワインが楽しめます。
【よりこだわりたい人向けの選び方2】当たり年を考える
こだわって選びたい人は当たり年を考える事をおすすめします。
ブドウはその土地の気候や土壌に質を左右されます。
気候は毎年変化するため、年によってブドウの質が変わってきます。
その中でもブドウ・ワインのできがいい年を「当たり年」と言います。
こだわりたい人は当たり年まで考えると良いでしょう。
特にここ10年では2010年と2012年が当たり年です。
【注意】贈り物用ワインを選ぶときに気を付ける2つの事
【贈り物で買いたい人は必読】プレゼント用ワインを買う時の注意点
プレゼント用のワインを選ぶときに気を付けなければならない事が2つあります。
それは「生産国」と「値段」です。
まず、生産国は大きく分けて旧世界と新世界に分けられます。
旧世界はフランスやイタリアなど古くからワイン栽培を行ってきた生産国を指します。
一方で新世界ワインは比較的最近ワイン栽培を始めたチリ、アメリカ、日本などが該当します。
また、この生産国毎に適したプレゼントのシーンが異なります。
旧世界ワインはその歴史の深さから王道ととらえられ、フォーマルな場での贈り物に適しています。
一方で新世界ワインは旧世界のものとは対照的にカジュアルな印象を持たれるため、お世話になった人のちょっとしたお礼や友達への誕生日プレゼントに適しています。
イタリアワインはフォーマルなプレゼントの場におすすめ
次に値段です。
結論から言うとプレゼント用のワインは少なくとも2,000円以上が良いでしょう。
niftyがおこなったアンケートによると、過半数を超える普段ワインを飲む人が1本あたりに2,000円以下かけていることが分かったからです。
なので、2,000円を超えるワインは「いつもより贅沢なワイン」という印象を与え、喜ばれるでしょう。
おすすめのイタリア産赤ワイン3選
初心者でも楽しめる!王のワインと呼ばれる「バローロ テッレ デル」
このワインを製造するバローロは王ワインを製造すると言われ、イタリアワインで最も有名なワイナリーのひとつです。
このワインの特徴としてコーヒーのように濃厚な香り、バランスの取れた渋みや酸、さらにフルーティな味わいが特徴です。
また牛肉のステーキなど濃い味付けの肉料理が食べることで渋みが抑えられます。
なのでこのワインはフルボディワインですが、ワイン初心者でも楽しむことができます。
またプレゼント用の赤ワインとしてもオススメです。
王のワインを堪能したい方や初心者だけどフルボディワインを楽しみたい方におすすめ
ブドウの品種 | ネッビオーロ |
産地 | ピエモンテ州 |
格付け | DOCG |
味わい | フルボディ |
値段 | 4,180円(税込) |
イタリア産の赤ワインをプレゼントしようと考えている方にお勧め!「レ・コルティ・ソチェタ・アグリコーラ キアンティ クラッシコ」
トスカーナ地方で有名なキャンティの中でも、伝統的な方法で製造され、DOCGに認められた限られた一部の地域「キャンティクラシコ」からの1本です。
このワインはベリー類の香りの中にバニラの香りが少したら良い非常に上品な香りになっています。
また酸が味を引き締め、旨味が非常に豊かなのが特徴です。
その知名度と品質の高さからプレゼント用のワインとして最適です。
イタリアの赤ワインのプレゼントを購入したい方におすすめ
ブドウの品種 | サンジョヴェーゼ95%コロリーノ5% |
産地 | トスカーナ地方 |
格付け | DOCG |
味わい | ミディアムボディ |
値段 | 2,117(税込) |
世界が認めた!ビーフステーキや魚のトマト煮などが好きな人におすすめ「カザマッタ ロッソ」
このワインは世界各国のワインの専門誌やワインのソムリエから高い評価を受けており、いま世界が注目するワインの1つです。
このワインを製造するビービー・グラーツ氏はイタリアで最も独創的なワインメーカーで、多くの人に自分の作ったワインを飲んでほしいという願いからこのワインが製造されました。
このワインの特徴としてグラスに鼻を近づけただけで香る華やかな香り、 パワフルな渋み、すっきりとした酸、ほのかに甘い味わいが特徴です。
このワインに合わせる料理としてはしっかりと味のついた料理が好ましいです。
なのでビーフステーキやシーフードはシーフードでもトマト煮などがおすすめです。
ビーフステーキや魚のトマト煮などしっかりと味のついた料理が好きな方におすすめ!
ブドウの品種 | サンジョベーゼ |
産地 | トスカーナ地方 |
格付け | VdT |
味わい | ミディアムボディ |
値段 | 1,505円(税込) |
おすすめのイタリア産白ワイン3選
牡蠣、エビ、カニ料理が好きな方におすすめ!華やかな香りの白ワイン「ピエロパン ソアーヴェ・クラッシコ」
このワインを製造するピエロパン家は白ワインで有名なヴェネト州の中でも高い評価を受けています。
このワインの特徴は何と言っても香りです。
グラスに注いだ瞬間から一気に花の香りが広がります。
落ち着いた酸味や軽く優しい飲み口も特徴です。
このワインに合わせる料理としてはエビやカニなどの甲殻類の料理やカキなどの貝類などとよく合います。
香り豊かな白ワインを楽しみたい方やかきやエビカニなどの料理が好きな方におすすめ
ブドウの品種 | ガルガーネガ85%トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ15% |
産地 | ヴェネト州 |
格付け | DOC |
味わい | 辛口 |
値段 | 2,095円(税込) |
甘いスイーツとの相性抜群!「ヴィッラヨランダ モスカートダスティ/サンテロ」
このワインはイタリア北部のワインの名産地ピエモンテ州で生産された白ワインです。
このワインは非常にフルーティーで後味もすっきりしているおり、甘い風味とやさしい飲み口の甘口ワインです。
このワインは甘口ワインだけに塩っけのあるおつまみに合うのはもちろんのこと、甘いスイーツやチーズケーキとの相性が抜群です。
甘口のイタリア産の白ワインを飲みたい方やスイーツと合わせる白ワインが欲しい方におすすめ
ブドウの品種 | モスカート・ビアンコ |
産地 | ピエモンテ州 |
格付け | DOCG |
味わい | 甘口 |
値段 | 1,600円(税込) |
辛口白ワインのイメージを変えた!濃厚な辛口白ワインを飲みたい人にオススメの「ドンナルーチェ」
辛口の白ワインと言うとすっきりとしているというイメージを持っているかもしれません。
しかしこのワインはそれとは真逆の濃厚な白ワインなのです。
よく熟した白ぶどうを使用しているので果実の香りが芳醇で、さらにナッツのような香りも感じられます。
またしっかりと熟れた果実を使用しているので、非常に濃厚なフルーティさを実現しています。
このワインはクリーム系の料理とよく合います。
濃厚な辛口白ワインを楽しみたい方やクリーム系の料理と白ワインを合わせたい方におすすめ
ブドウの品種 | マルヴァジアデルラツィオ60%グレコ30%シャルドネ10% |
産地 | ラツィオ州 |
格付け | IGP |
味わい | ミディアムボディ |
値段 | 3,180円(税込) |
まとめ
今回はイタリアのワインの美味しさの秘密、選び方、おすすめを紹介しました。
この記事がイタリアワインに興味がある人の役に立てば光栄です。
あなたのワインライフが豊かになることを願っています。